鏡って何のために見るのでしょう。
そりゃ、自分の顔を見るため。確認するため。
飲みすぎたせいでむくんでいないかとか、口紅がはみ出していないかとか、こんなところに吹き出物ができているとか、いろいろあるでしょう。
鏡を見るたびにうっとりしている、という羨ましい人もいるかもしれません。
いいところを見て満足するより、不備な点を探してがっかりすることのほうが多いです、私の場合。
本当の使い方は
しかし、本当の鏡の使い方は自分の顔を確認したり、「鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ?」と呼びかけたりするためではないそうなのです。
では、何のために鏡を見るのか。
それは自分をほめるため。
鏡に映った自分の目をじっとのぞき込み、鏡の中の自分に向かって、
「あなたは美しい。あなたは最高だ。あなたには価値がある。あなたは才能がある。あなたは独創的だ」
など、考えつく限りのありとあらゆる誉め言葉を浴びせるために見るのだそうです。
私はこう書かれた本を読んだとき思わず笑ってしまったのですが、ふとやってみようかと思いました。
恥ずかしさには慣れる?
でも、ちゃんと言えませんでしたよ、気恥ずかしくて。
だって、美人とか最高とか、価値や才能があるとか独創的とか、思っていないですもん。
ただ、何にでも慣れると言いますね。
毎日毎日繰り返していれば、慣れて普通に言えるようになってくると思うのです。
自分の顔を見て「最高!」と言い続けていると……、どうなるんでしょう?
思い込みの力
医師への信頼が厚ければ、ただの砂糖水でも病気の症状が緩和するというプラシーボ(偽薬)効果のことはよく知られています。
これとは反対に、薬の臨床試験で副作用の説明を受けた被験者は、本物でない薬を飲んだにもかかわらず副作用の症状が出るという、ノーシーボ効果もあります。
本当であろうとなかろうと、思い込みや期待が強ければ、現実に現れてくると言えるかもしれません。
毎日鏡を見て繰り返すことで、美人で最高(以下略)にならないまでも、少なくとも自信めいたものは持てるかも。
やってみようかな、簡単なことだし。
そう思ったのですが、すぐに忘れてしまってまだ実行できないでいます。
習慣にしてしまうまでが厄介なのですよね。
付箋でも使ってやってみようかな。
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