経済評論家の勝間和代さんが、家事を徹底的にロジカルに考え、少ない時間で最大の効果を手に入れるための方法が書かれた本です。
料理、掃除&洗濯、収納、家計術、ファッション、健康管理の6つに分かれています。
ほんの一部を紹介します。
最新家電
勝間さんが料理に使っているのはシャープのスチームオーブン「ヘルシオ」、象印の圧力IH鍋2台、アイリスオーヤマの熱風オーブン「リクック」。
それなりにお値段がしそうですが、これは「投資」であると言い切っています。
かつ、調理家電は機能的に大差があるわけではないので最新式を買う必要はなく、型落ちで十分だそう。
とはいえ、すぐには真似できないなと思ったのですが、コンロを使わないために換気扇周りが汚れないと読んだときに興味がわきました。
肉も魚も調理家電で調理すると、当然のことながら油が飛び散らず、床も壁も汚れないのですね。
どれらの家電を使いどんな料理を作るか、どんな野菜を買えばコスパがいいか、時短になるキッチンツールなども書かれています。
散らかさないために
現在は非常にすっきりとした家の状態をキープしている勝間さんですが、以前は汚部屋だったそうです。
断捨離をしてモノがあふれかえった家から脱却し、今は掃除はルンバとブラーバを使い分けしているそうです。
家を散らかさないコツは「あまり家を空けないこと」だそう。
家にいる時間が短くなればなるほど家は散らかると。
服の数
服はどうしても増えがちなので、捨てることをためらわないよう1着1万円を目安にしているとか。
5回着れば元が取れたと思い、10回着られたら御の字と考えているそうです。
服の数も載っていて、外出着の多くはワンピースで15着、パンツは4本、トップスのTシャツやセーターが4枚づつ、下着のセットは4組など。
フレームワーク思考
勝間さんはかつて勤務していたマッキンゼーで、「フレームワーク思考」を叩きこまれたそうです。
収納にこの考え方を応用すると、「この“もの”をどうやったら収納できるか」ではなく、「いまある収納スペースに対してどれだけのものを収納できるか」と考える方法です。
この考え方は家事だけでなく、いろんなことに応用できるそう。
いつか昇進したい、ではなく、昇進するためには何をすればいいか。
いつか趣味を仕事にしたい、ではなく、趣味を仕事にするためにはなにから始めればいいのか。
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毎日の家事に疲労困憊している人や、時間が足りなくてやらなくてはいけないことが山積みになっている人には参考になるのではないでしょうか。
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