ときどき高齢の両親が住む実家に行きます。
まだ二人で暮らすことができていますが、いつまで続けられるでしょう。
お弁当と青汁
いつもデパ地下でお弁当などを買って行きます。
実家で私が買ってきたものを取り出すのを、二人とも子どものようにそばで見ています。
普段、刺激のない生活をしているので、買ってきたお弁当を食べるのが楽しみのようです。
先日は、父へ「青汁」を一箱買って行きました。
前回行った時、青汁を飲んでみたいと聞いたためです。
口に合うかわからないし、飲めなかったときに捨てるのももったいないので、買うのを迷っていると。
92歳になって、まだ健康のために飲もうというのにも驚きました。
もう自分の好きなものを飲んだり食べたりすればいいのではないかと思いますが。
そして1箱1000円程度なのですが、捨てるのは抵抗あるのも昔の人らしいところです。
前回父は、自分が飲めなかったら飲んでくれるかと母に頼んで、「私はいらん」とキツイ言葉で返されていました。
父が飲めなかったときは私が持って帰ると言うと、いそいそ自分で水で溶いて飲んでいました。
私もちょっともらいましたが、「青汁」という言葉の響きから受けるイメージとは違い、あっさりとした味でした(おいしいとは思いませんでしたが)。
父は飲むと言ったので置いて帰りました。
いつも不安
実家に行った時、玄関に現れた父の顔が真っ白で血の気がないように見え、一瞬、もう長くないのではないかと思ってしまいました。
部屋に行ってからはごく普通の顔色に見えたので、単に光線の具合だったのだと思います。
母も相変わらず父への愚痴が多く、黙って聞いていますが、もしかしたら脳の萎縮が始まっているのではないかなどと考えてしまいます。
実家に行った日は疲れて夜の寝つきもいいのですが、夜中に目が覚めてしまうと、両親のことをアレコレ考えてしまい寝付けなくなります。
考えると言っても筋道立った考えではなく、記憶とか悩みとか心配とかが頭の中に充満する感じ。
両親は人に助けてもらうことなく暮らせているので、今のところ時々会いに行くことくらいで大丈夫そう。
でもとても不安になることがあります。
ぐらぐらしながらもバランスを取っている崖っぷちの岩みたいなものですね。
何かの拍子でバランスを崩すと落ちてしまいそう。
こまめに連絡を取ることくらいしかないのですが。
いつも興味深いお話をありがとうございます。
お父様もお母様も、わらびさんが訪ねてくることを
本当に心から楽しみにしているのですね。
高齢になると刺激がなくなりますよね。
小さな子供や学齢期の子どもと一緒に暮らす生活は
面倒なこともたくさんありましたけど、刺激が多いですよね。
今更ながら思います。
50代夫婦のうちの生活でさえ、楽しみや変化が少なくて
つまらないことこの上ない感じがしていますが、
この先、もっともっとつまらなくなるんでしょうねー。
hinoeさん
いつもコメントくださりありがとうございます。
我が家も、二人の子どもが家を出てから刺激は減りました。
若い人の話は自分が知らないことも多く、今から思えば4人のときは楽しかったなと思います。
イライラすることもありましたが。
90代80代夫婦の生活が刺激がないのは無理ないですよね。
両親の生活の不便は何とかしようと思えますが、楽しみまでは手が回らないというか。
私が年を取ったとき、子どもに同じように思われそうです。