息子がいなくなって疲れが抜けない

息子が一人暮らしを始めて２週間がたちました。

少し体調を崩すことがあった以外は、まあ何とかやっているようです。

やれやれと思う反面、この２週間、夫も私も疲れが取れませんでした。

疲れの正体

私はずっと体が重く、動きが鈍くなっています。

家事は一応やってはいますが、ほとんど自動的に手を動かしているだけ。

家事に限らず、何に対してもあまりやる気は起きません。

夫が毎日「しんどい」と繰り返し言っているのは仕事が忙しいことが大きいと思いますが、私は？

特に何もしていないのに、どうしてこんなに疲れが取れず、ぱっとしない気分なんだろう。

子どもがいなくなって気が抜けたのもあるでしょう。

そして、あんまり認めたくはないのですが、寂しいのだと思います。

夜になって夫が帰ってくると、「夫以外は、もう誰も帰って来ないんだな」なんて思います。

打ち捨てられた部屋

以前、本を読んでいたら、一人娘が巣立ったあと、娘の部屋で毎日泣いたというお母さんのことが載っていました。

私はそこまでいきませんが、誰もいなくなった子ども部屋に入ると、何とも言えない気分になります。

娘の部屋も、息子の部屋も、残っているものは要らないものばかり。

打ち捨てられたような部屋を見ていると、自分まで用済みとされたかのように感じます。

いやまあ、一日中そんなことばかり考えているわけではなく、やりたいことを機嫌よくやっているときもあるのですけれど。

慣れるしかない

今年は娘が独り立ちして最初のお正月で、初めて家族4人が揃わないお正月でした。

→寂しいお正月に慣れるしかない

ここにも書いたように、子どものいない日常に慣れるしかありません。

子どもには子どもの生活があるのはわかっているし、そばにいて欲しいわけでもありません。

でも、生まれてから二十数年、ずっと一緒に暮らしてきた人がいなくなると、身の回りから大きなものが欠けたような感じがします。

私の両親も、私が結婚して家を出たとき、こんな感覚を覚えたのかな、なんて今ごろ親の心情を想像したりしました。

夫しかいない

ウチは夫婦仲は悪くはないのですが、正直なところ、夫は子どもの代わりにはならないですね（たぶん夫もそう思っている）。

でも仲悪くないだけマシなのでしょう。

せいぜい夫と出かけて、子どもがいなくなって心に空いた穴を埋めることにします。