実家に行くと、母から父に対する愚痴を聞かされます。
今まで我慢して聞いてきましたが、愚痴を聞くことは母のためにはならないのではと思うようになりました。
先日実家に行ってきたのですが、愚痴をかわすべく身構えながら出かけてきました。
空気が平穏
行ってみると、父と母がなごやかに会話しています。
あれ????
お互い耳が遠いので、キツイ言い方になったり、口喧嘩のようになることもありますが、全般的には友好的?な雰囲気。
二人が口をきかない状態のときは、父は自分の部屋にこもりがちですが、今回はわりと母と私と一緒にいたので、こっそり母に聞くこともできませんでした。
いったい何があったんでしょうね。
たまたま二人の関係が険悪でない時期に私が行ったというだけかもしれませんが、なんだか拍子抜けしました。
友人とご近所さん
母には高校時代からの友人が何人かいるのですが、そのうちの一人、前から足が悪かった人がとうとう寝たきりになったそうです。
そのことを知って、母はしばらく落ち込んだと言っていました。
その一方で、ご近所の95歳の女性と立ち話をしたそうで、その人は毎日30分ほど散歩しているそうです。
「ああいう元気な人は話の内容も違うわ。愚痴っぽいこと言いはれへんもん」
と感心しきりでした。
寝たきりになった友人と、95歳で元気なご近所さんの話を聞いて、思うところあったのかもしれません。
父が席を外したときにも、母は父への愚痴は言いませんでした。
何にせよ、よかったです。
まあその日だけのことかもしれませんが。
先は長い
母の愚痴に対してどうしようか考えていました。
まずは話題を変えてみる、そして愚痴は癖になるからやめた方がいいと言ってみる、愚痴や不満の内容を紙に書き出すことを勧める、などを母に言おうと思っていました。
でも結局、どれも言い出すことなく帰宅しました。
後日、「お父さんと普通にしゃべってたね」とメールすると、「やっぱり気になる?」と返ってきて呆れました。
冷え冷え、ギスギスの雰囲気の二人と一緒にお昼を食べて、気にしてないとでも思っていたのでしょうか。
あれだけ高齢になると、周りのことまで気にする余裕がなくなるのかもしれません。
とりあえず、今回私は精神的には無傷で帰ることができました(笑)。
でも先は長いので、ずっとこの平穏が続くとは思えないです。
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