日曜の夜は「半沢直樹」を楽しんでいます。
話の展開の早さに加え、前作には出ていなかった悪役を見るのも楽しみ。
今は伊佐山役の市川猿之助が、主役の半沢直樹を追い落とそうと実に楽しそうに悪い役を演じていて、見ていて面白いです。
市川猿之助は香川照之のいとこで、演技についてもアドバイスを受けたそうです。
父親同士が兄弟
歌舞伎は名前を受け継いでいくので、誰が誰だかわからなくなってしまいますね。
市川猿之助の父親の四代目市川段四郎と、香川照之(歌舞伎での名前は市川中車・いちかわちゅうしゃ)の父親の二代目市川猿翁が兄弟なので、猿之助と香川照之はいとこになります。
そういえば、顔かたちや雰囲気など、ちょっと似ている気がしないでもありません。
歌舞伎役者の猿之助がテレビドラマに出演するにあたっては、セリフの話し方などを「中車さんに教えてもらった」と言っています。
「ここはこうしたほうがいい」というアドバイスももらったそうです。
香川照之の大和田と猿之助の伊佐山はしゃべり方や表情など演技の派手さが似ていますが、いとこという血のつながりだけではなかったのですね。
香川照之が市川中車として歌舞伎に進出した際には、猿之助(当時は亀治郎)から細やかなアドバイスをもらったそうです。
こんな悪役も
悪役で、もう一人注目したいのが三笠役の古田新太です。
54歳と知って驚き(私より年下!)。
もっと老けて見えませんか。
まあ年はどうでもいいですけど、「半沢直樹」での彼は表情もあまり変わらず、静かにそこにいるだけでこんなに悪そうに見えるなんてすごい。
どれほど嫌な奴なのか、今後が楽しみです。
芸人たちも
安田大サーカスの団長が大和田を、レイザーラモンRGが伊佐山のマネをしてるのをテレビで見ました。
団長は7年前の一作目の「半沢直樹」のとき、土下座する大和田常務のモノマネでン百万も稼いだとか(ちゃんとご本人の許可をもらったそうです)。
有名な観光名所に人が集まり、土産物屋や飲食店が繁盛するように、ヒットするドラマにはモノマネ芸人など人が集まって、そこでも仕事が生み出されていくのですね。
コロナで仕事が減っていた芸能界の人たちも、「半沢直樹」で少し息をつければいいですね。
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