会話していて、返事に困る、リアクションに困る言葉があります。
両親の場合
うちの両親は、「もうすぐ死ぬんだから」「いつ死んでもいいから」などと言うことがあります。
90越えと90近くという高齢なのでその通りかもしれませんが、まさか「そやね」とも言えず、毎回リアクションに困ります。
それに、心底「いつ死んでもいい」と思っているかどうかは、本人でさえもはっきりわかっていないかもしれません。
これを言われたときは曖昧な態度でごまかしているのですが、それでいいのか、もっと別な言葉をかけたほうがいいのかわかるのは自分が高齢になったときかもしれません。
「おばさん」の場合
「おばさん」っぽさは、年齢ではなく言葉に出るという記事を読みました。
例えば「いいわね~、若い人は」とか「もうおばさんだから」という発言。
相手の若さを眩しく思ったり、年の差を感じたときに口にすることが多いですが、自虐なのか本音なのかわかりにくい言葉です。
聞いた側には、「そんなことはないですよ。まだお若いじゃないですか」と答えるのを期待されているのかと思われるかもしれません。
リアクションに困るし、面倒くさいと取られるかも。
年齢が気になる場合
子どもが幼かったころ、ママ友の一人に「私って何歳に見える?」と周りに聞く人がいました。
困りますよね、この手の質問。
そんなに親しくもなく興味もない相手から前後の脈絡もなしに聞かれるので、驚いて言葉に詰まり、それでも想像より若い年齢を答えた記憶があります。
こういうのもリアクションに困る質問です。
この人は、実際の年齢より上に見られたことがあったようで、とにかく年齢がすごく気になっているようでした。
相手の年齢を聞いておきながら、自分の年は答えない場面を見たこともあります(本人20代だったのですが)。
突然こんな答えにくいことを聞かれた相手の戸惑いには、まったく気づいていないようでしたね。
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リアクションに困る言葉を口にする人は、「独り言」に近い場合と、何らかのフォローを期待している場合とがありそう。
すぐに見分けがつかないときは、聞き流すしかないのかもしれません。
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