少子化が止まらない日本。結婚する人の数も減っています。
独身研究家である荒川和久さんによると、いつの時代も「恋人がいる」恋愛強者は男女ともに3割程度で、残りの7割には相手がいない(恋愛弱者)。
しかしこの7割の恋愛弱者でも、既婚と未婚に分かれるのはどういう理由があるのか。
荒川氏の書いた「「結婚できた恋愛弱者の女性」分析からわかる、自分磨きより大事なこと」を読みました。
既婚未婚の違い
男性の場合、恋愛弱者でも既婚は未婚よりも「知性」「運動能力」「コミュ力」が高めだそうです。
ところが20~30代の女性の場合だとそれらが全部反対で、むしろ未婚女性のほうがわずかながら高めだとか。
では既婚女性が未婚に比べて高いのは何かというと、「経済的充実度」「人を信用する」「計画性」など。
反対に、未婚のほうが高いのは、「オタク趣味あり」「ユーモア力」「空気を読む力」など。
ユーモアは必要なし?
未婚女性に高い「ユーモア力」とは、人を笑わせる能力のこと。
話術のおもしろさのほか、変顔ができたり、モノマネができたりすることも含まれます。
恋愛弱者の女性が結婚を考えたときには、相手を笑わせる力はあまり必要ではないようだと荒川氏は書いています(「ただし大阪は除く」となっています)。
大事なのは経済的充実度
既婚女性に「経済的充実度」が高いのは、そもそも経済的に困窮していたら恋愛どころではないはずという理由のほかに、「結婚にいたる縁が基本的に経済力同類婚だから」。
「独身時代に出会う男女の縁は、本人たちが意識していなくても経済的に大体同じくらいの年収の人間同士が知り合うことになっている。年収100万円の人間が年収1000万円以上の人間となかなか知り合うことはない」。
つまり恋愛弱者であっても結婚に至れたのは、大きな企業に勤め、社内で出会ったり、同レベルの他の企業社員との合コンや、会社の同期の大学の友人など、自分の同類同士と知り合える環境に恵まれていたということです。
だから、恋愛弱者で結婚を考えている女性は、「自分磨き」などという恋愛強者のマネをせず、「いかに自分をもちあげてもらえるような環境の中に身を置くことを考えたほうがいい」とのこと。
そのためには大学や企業選びは男性よりも重視すべきかもしれないと言っているのですが、結婚を考え始める年齢って、もう大学も出ているし就職もしていますよね。
その時点で勝負はついているってこと……?
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