節約の障害になる「ラテファクター」

ムダ使いや浪費などに心当たりがないのに、なぜかお金が貯まらない人。

そういうタイプの人が気付いていないのが「ラテファクター」。

ラテとはカフェラテのラテのことで、毎日飲む1杯のカフェラテのように、毎日繰り返されるちょっとした出費を切り詰めることが節約につながると言われています。

長期間になるとバカにできない

ラテファクターは「カフェラテ」だけを言っているのではなく、自分にとって本当に必要な出費というよりは「なんとなく習慣化している出費」のことを指します。

国税局職員からお笑い芸人になった、さんきゅう倉田さんによると、「毎日カフェラテを飲む習慣がある人は、ほかにも習慣化された無意識の出費をしている可能性が高い」そうです。

カフェラテを毎日飲む習慣がある人が、400円のラテを週に5日飲んだとすると、400×5で週に2000円、月に8000円。

この人が、会社帰りにコンビニに寄る習慣があって300円程度の買い物をしていたとします。すると300円×20日(1か月)で6000円。

平日800円のランチを食べていたら20日で16000円。

ラテ、コンビニ、ランチ代を合わせると30000円になります。

1年で36万円、10年で360万円!

ムダ使いしていないのにお金が貯まらない人は、こうしたラテファクターがいくつも生活の中に潜んでいる可能性があるとか。

ラテファクターの例

さんきゅう倉田さんはラテファクターの例としてあげているのは、

・コンビニで買うおやつや飲み物

・ドラッグストアでのついで買い

・タバコ

・毎日仕事帰りに買う缶ビールやチューハイ

これらはどちらかというと男性のラテファクターのようですが、女性には女性のラテファクターがありそうです。

コンビニでのスイーツや、ドラッグストアでのプチプラコスメ、百均での雑貨などでしょうか。

支出が習慣化、無意識化しているのなら、何が自分にとっての「ラテファクター」なのか、すぐには気が付かないかもしれません。

しばらく支出を書き出して見直してみることが必要でしょうね。

節約だけでなく

さんきゅう倉田さんは、数年前までコンビニのコーヒーを1日2杯飲んでいたそうです。

今では自宅にコーヒーセットを買い、毎日豆を挽いてコーヒーを入れているとか。

コンビニの半分の価格でコーヒーを楽しめて節約になる上コーヒーにも詳しくなって、とてもいい習慣を身につけることができたと満足そう。

習慣化した出費をゼロにすることだけ考えるのではなく、自分が満足できるもっと良い方法を見つけることができれば一石何鳥にもなりますね。

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