20年後、自分が住んでいるこの世界は、どんな風に変わっているんでしょう。
「2040年の未来予測」(成毛眞 日経BP)には未来の生活が描かれています。
作者の成毛眞氏は、元マイクロソフト代表取締役社長。
その中のごく一部を抜き出してみます。
家の中では
20年後、家中の家電や自動車などの使うもの、触れるもの、すべてがネットに接続されている状況になるそうです。
今でもアレクサに頼めば日用雑貨を発注することができます。
これがもっと幅広いもの、例えば昨日テレビで見たドラマで俳優が着ていた服が欲しければ、そう言うだけで簡単に探してくれます。
その上、注文した人の普段のSNS上の画像を分析して「似合わない」などのアドバイスもしてくれるそう。
朝起きただけで照明がつき、カーテンが開き、テレビの前に座ればいつも見ているニュース番組が映し出される。
料理も全自動化が進むはずで、調理の一部を自動化する技術はすでに実用段階に来ているそうです。
外でも
テレビ会議では、あたかも目の前に人がいるような3Dのホログラムによる会話も可能になるそう。
スマホの代わりに欠かせなくなるのはAR(拡張現実)用のメガネかも。
メガネにすべての情報が映し出されるので、スマホ上のマップを見る必要はなくなります。
店の看板もメニューも、写真つきで表示され、人の名前と顔を覚えなくても相手の情報が表示されます。
空ではドローンや空飛ぶ車が行きかい、公共のバスや電車は自動運転に。
コンビニやスーパーは無人店舗。
過疎地ではオンライン診療が当たり前になり、AIが医療技術を格段に進歩させるとか。
ここには書ききれませんが、まだまだたくさんのテクノロジーの進歩があるそうです。
新しいもの好きの人にとってはワクワクする世界かもしれませんが、私は読んだだけで疲れてしまいました。
愚痴の言い合いしそう
世の中がそんなに便利にならなくてもいいんだけどと思いますが、否応なく変化していくのでしょうね。
20年後というと私は77歳。
こうした社会の変化にどの程度ついていけているかわかりません。
年寄りばかり集めて、どうしても覚えなくてはいけないことを教えてくれる講座を開いてくれれば参加しようかな。
近所の人と、
「××できる?」
「でけへん。もう全然わからへんねん」
「年やから新しいこと覚えられへんわ」
「あかんな、もう」
「あかんわ」
なんて会話できれば、置いてけぼりの寂しさも多少慰められるかもしれません。
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