60歳以降には「収入ダウンの崖」が3回来るそうです。
ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんによると、
一回目は60歳で定年退職を迎えたとき。再雇用で働いたとしても収入は減ります。
二回目は65歳で年金のみの生活がスタートしたとき。
三回目は配偶者が死亡して、「ひとり分の年金生活がスタート」したとき。
我が家は夫が定年を迎えますので、一回目の収入減が目の前です。
収支トントンで
ではどうすればいいかですが、深田さんは、
「60代前半の再雇用制度で働く間は、減った収入で支出を賄う収支トントンの暮らしを目指す」
ことを提唱しています。
収入が減った分は生活を見直して、これまでに貯めた老後資金や退職金を減らさないようにすることが大事。
赤字のまま暮らしていたら、あっという間に老後資金は消えてしまい、70歳までに貯蓄が底をつきかねないとか。怖~。
支出は年間で見る
支出を管理するために深田さんが勧めているのが、「家計の年間決算シート」の作成。
家計の支出は財布、銀行引き落とし、クレジットカードの三つ。
引き落としとクレジットカードは通帳や明細を見れば金額がわかります。
財布から出たお金は、食費や公共料金のように毎月支出するものは平均額を書き、固定資産税や交際費のように年数回のものは毎月の物とは別の欄に書きます。
そして、「基本生活費」を把握すること。
通帳を見て、口座引き落とし分を合計します。
財布から出た分は、口座から引き出して財布に入れた分を1か月分、合計します。
何に使ったかは書く必要がなく、変動があっても平均を書きます。
こうして年間支出を合計額をはっきりさせます。
項目によっては「使いすぎかもしれない」と思うものがあるので、レシートをとっておいたり手帳にメモしたりすると、たいていムダ使いの温床になっていることがわかるとか。
特に「通信費」が要確認だそう。
固定電話、家族の携帯、インターネット接続の費用、テレビの受診料などを合計すると月4万、年に48万円という家庭も珍しくないそうです。
現実を直視
支出を年間で見るというのは普段やったことがないのですが、やってみたほうがよさそう。
というのも先日、去年1年間の服代をざっと計算したところ、意外と使っていたことがわかったのです。
夫の分と一緒に記入しているのもあって、はっきりした金額はわかりませんでしたが、思い込みって怖いなと思いました。
現実を直視する勇気を持たないといけませんね。
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