ネットを徘徊していたら、真梨幸子と松原タニシの対談を見つけました。
真梨幸子さんはイヤミス(読んだ後で嫌な気持ちになるミステリー)の女王と呼ばれる作家、松原タニシさんは事故物件に住む芸人さんで、最近「事故物件怪談 怖い間取」という著書が亀梨和也さん主演で映画化されています。
松原さんはもちろんですが、真梨さんも「ここはヤバイ」と思うような物件に住んだ経験があるそうで、彼女によると問題なのは建物ではなく、その土地なのだそうです。病院の跡地とか。
殺人犯の部屋
その対談で興味の引かれたのが、有名な殺人事件の犯人が住んでいた部屋の間取り。
作家の真梨さんは、殺人鬼になったのはその部屋に住んだからではないかと考えて、殺人事件の犯人が住んでいた部屋を調べているそうです。
一つは木嶋佳苗(2007年から2009年にかけて、婚活サイトで知り合った男性を複数殺害したとされる)が住んでいた池袋のタワーマンションの部屋。
直角三角形のような形をしています。
もう一つが、座間市の事件(2017年に9人が殺害された)の犯人が、座間のアパートに引っ越しする前に住んでいた部屋。
歪んだ台形のような部屋なのですが、真梨さんは、犯人はここに住んで頭がおかしくなったのではないかと言っています。
いやー、なんか怖いですね。
木嶋佳苗、座間9人殺害事件の犯人が住んでいた間取りの不思議な共通点 事故物件芸人とイヤミス作家が語る、ヤバい部屋
薄っぺらい家
そこで思い出したのが、何度か車で前を通ったことのある家です。
車道から見ると普通の二階建てなのですが、幅がすごく薄い家なのです。
玄関ドアの幅しかありません。
反対側は窓がはまっているので、ドアよりは多少幅が広いでしょうが、大きくは変わりません。
上から見えると、すごく薄っぺらい四角形、例えるなら「閉じた扇子」みたいな形をしているはず。
どんな人が住んでいるのか、何人住んでいるのかなどはわかりません。
中の間取りも当然わからないのですが、ちょっと、いやかなり知りたい気持ちはあります。
私はこの家を見るたびに、「人はどんな家でも住めるものなんだな」と感心していました。
でも、上記の対談を読んでから、あまり奇妙な形の部屋は考えものではないかと思うようになりました。
この薄い家に住んでいる人に何かあると決めつけるのも失礼な話ですが。
できればいつか、幸せに暮らしている姿をちらっとでも見られたら安心するかも。
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