ビタミンDが不足すると、コロナの感染や重症化を増やすのではないかとする研究が相次いでいるそうです。
12/12付け朝日新聞の記事をご紹介します。
海外の研究結果
・アメリカの研究チームは、489人についてビタミンが不足していると見られた人は、そうでない人に比べて新型コロナに1.77倍かかりやすいと発表。
・スペインの研究チームも、コロナに感染した197人について調べ、82%がビタミンD不足(同数の一般の人の割合は47%)であることを発表。
・アイルランドのチームは、イタリアやスペインなどビタミンDの血中濃度が低めの国は、ノルウェーやフィンランドといった血中レベルが高めの国に比べて死亡率が高い傾向にあると報告。
なぜビタミンDが関係するのか
ビタミンDは、ウイルスなどから体を守る免疫の働きを正常に保つ作用があるとされているからです。
ただし、ビタミンDと感染の関連は見られないというイギリスの研究などもあって、はっきりとした結論は出ていないらしい。
とはいえ、少なくとも不足はしないようにしたほうがいいとのことです。
必要な量
ビタミンDは大人1日当たり約15マイクログラムが必要とされています。
魚やキノコなどに含まれ、食事から1日に約5マイクログラムはとっているとか。
あと10マイクログラムが必要ですが、ビタミンDは紫外線に当たると体内で合成されます。
では、10マイクログラムを生み出すためには1日何分くらい日光に当たればいいのでしょうか。
また、紫外線を浴びすぎると皮膚がんや白内障、肌のシミやしわなどのデメリットもありますが、これ以上は浴びないほうがいいという時間はどのくらいでしょう。
国立環境研究所がウェブサイト「ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報」で公開しているそうです。
それによると、各地での時間はこうなっています。
・札幌市250分(350分)
・横浜市40分(100分)
・名古屋市60分(150分)
・大阪府東大阪市60分(130分)
・宮崎市30分(70分)
・沖縄県国頭村30分(80分)
※12月中旬の正午ごろ、顔と両手の甲が日に当たる時。
※カッコ内の数字は、これ以上浴びると有害となる時間。
上記の数字は、マスクの直用を想定していません。
人との距離が十分に保てる屋外ならマスクを外しても問題ないそうです。
サプリメントは
ビタミンDのサプリメントで新型コロナの感染や重症化が防げるという確実なデータはなく、ほかの病気についても効果があったとする研究は少ないとのこと。
専門家によると、「紫外線を積極的に避けたほうがいい人などを除き、サプリメントは基本的におすすめしません」とのことです。
いつも新しい情報を提供していただいてありがとうございます。
毎日の楽しみにしています。
ビタミンD、しいたけなどのキノコ類にも含まれているとのこと。
私が時々行く中華屋さんには「しいたけそば」(日本蕎麦ではなくラーメンです)という名前の、
しいたけが「これでもか!」というほど入っている人気メニューがあります。
美味しいです。
ビタミンD血中濃度によるコロナ死亡率の違い、、興味深いですね!
そういえばBDGの予防接種によって違う説もありますね。
海外ではコロナのワクチン接種も始まって、日本もどうなりますかね。
hinoeさん
いつも楽しいコメントをありがとうございます。
しいたけそば!おいしそうですね。
ビタミンDを作るためにも、積極的にキノコ食べたいですね。
BCG接種説、ありますね。なるほど~と思いました。
あと、ネアンデルタール人の遺伝子を多く受け継いでいるとコロナに感染すると重症化しやすい、なんていうのもありました。
研究は進んでいるのでしょうが、結局のところワクチンで抑えるしかないのでしょうね。
海外のワクチン、ちょっと不安を感じますが……。