角野栄子さんの番組「カラフルな魔女」

8/19放送、Eテレ「カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし」の「海と旅」を見ました。

「魔女の宅急便」などで知られる児童文学者の角野さんの暮らしぶりを紹介する番組です。

ブルーのワンピース

お気に入りの鎌倉文学館へ向かうところから番組はスタートしますが、このときの角野さんは珍しくブルーのワンピースを着ています。

ピンクや赤のイメージが強いですが、夏の空のように明るい青もよくお似合いです。

そして、きっちりメガネも同じ色。

ペタンコ靴

足元の靴はいつもペタンコ靴の角野さん。

40代半ばのころ、ハイヒールを履いていて足の疲れが上にあがって肩も首も固まってしまい、周りのことはどうでもよくなったそう。

なぜこういう靴を履いているのかと自問し、止めることにしたそうです。

「絹のドレスには合わない」という人がいても、「私が決めること」。

オーダーで作った茶色の靴は、直しながら20年も履いているそうです。

ルイジンニョとの再会

24歳で渡ったブラジルで、二つ隣の部屋に住んでいたのがルイジンニョ少年。

彼にポルトガル語を教わり、彼のおかげでブラジルが好きになり、彼のことを書いた「ルイジンニョ少年」が角野さんのデビュー作になりました。

サンバを踊ろうとルイジンニョに言われ、「恥ずかしい」と答えた角野さんに彼は、

「エイコのコラソン(心)と僕のコラソンは同じビート(音)だ。僕に踊れるんだからエイコに踊れないわけはない」

と言ったそうで、それが忘れられないと角野さん。

そしてなんと60年ぶりに彼とパソコン画面越しに再会!

当時11歳だった少年は73歳になり、公務員を定年後、大学で教鞭をとっているそうです。

60年の月日を超えて話が弾んだようです。

最後の海?

海は好きだけれど、入ったのはもう数十年も前。

もう海に入れるのも最後だから、足に波が来るのを味わいたい。

それを聞いた娘のりこさんが、海に入る時用の服を送ってくれました。

白い服を見て、「なんかベビー服みたい」。

いざ、波打ち際に立って、足に波が寄せると、「わ~大好き」とはしゃいでいました。

そして、「最後にしちゃ嫌だな。まだ続けたいなと思った」と笑っていました。

現在、自伝的小説の「イコ・トラベリング」を執筆中の角野さん。

まだまだ好奇心旺盛に走り続けそうです。

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