Eテレ「カラフルな魔女」の「魔法のトマトソース」を見ました。
児童文学作家の角野栄子さんは食べることが好きで、86歳の今も三食決まった時間にしっかり食べるそうです。
バタバタご飯
仕事から遅くに帰って来て、何か作るのは嫌だという時に食べるのは、ご飯におかか、バターをひとかけ載せて醤油をかけたもの。
ゆでたエリンギをポン酢とお塩とごま油で味付けしたものや黒コショウをかけたきゅうりとともに。
うれしい気持ちで書かないとうれしくならないし、うれしい気持ちで食べ物を作らないとうれしくならないと角野さん。
”〇〇だけ”ご飯
角野さんが作って見せていたのは、しょうがチャーハン。
「驚くほど」たくさん新しょうがのみじん切りを入れてご飯と炒め、味付けは塩としょうゆだけ。
ゴマを振って出来上がり。
キャベツだけのキャベツサラダ、ニンジンだけのニンジンサラダ、お肉も炒めて醤油で味付けしただけのもの。
手の込んだ料理は作らないけれど、労力を使わないで自分の好きなものを作っているそうです。
自分の作った料理を食べて、「おいしい~」と言っている角野さんはちょっとかわいいです。
ゆすらうめのジュース
「魔女の宅急便」では、森に住むヨモギさんという女性がキキにごちそうしてくれる、ゆすらうめのジュースが出てきます。
でも角野さん自身は飲んだことがなかったそう。
ただ、ゆすらうめジュースという言葉がきれいだと思ったそうです。
本を読んだ読者がゆすらうめの写真とジャムを送ってくれました。
角野さんは炭酸水でジャムを割ってジュースを作ったそうです。
ブラジルで覚えたトマトソース
ブラジルに住んでいたとき、ルイジンニョ少年のお母さんであるルーチさんに教わったトマトソース。
もう60年来作っているそうです。
玉ねぎ、にんじん、トマト、セロリ、たっぷりのパセリ、にんにくをザクザク切って圧力鍋でくたくたになるまで煮、ミキサーにかけて赤ワイン、オリーブオイルを入れます。
このソースを使ったスパゲッティは、娘さんのお友達にも評判はよかったそう。
本を読んでシェフに
フランス料理のシェフ、中原さんは、子どものときに角野さんのおばけシリーズの「ハンバーグを作ろうよ」を読んで、お母さんと一緒に作ったそうです。
この時感じた料理をすることの楽しさや人を喜ばせることの嬉しさが、シェフになった原点だそうです。
いま角野さんは「おばけシリーズ」の最新作を執筆中。
誰にでも好かれるような、誰でも好きなような、誰でもできるような、そんな食べ物を書いて物語にしていきたい」そうですよ。
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