栗原家には料理のプロが揃っています。
母であるはるみさんは有名な料理研究家、姉の友さんも料理家で魚屋さんも経営しています。
2019年に亡くなった父の玲児さんは、プロ並みの料理の腕を持っていたそうです。
そんな家族の中で育った心平さんもまた、料理家として仕事をしています。
心平さんの目から見た父、母、姉はどんな人なのでしょう。
父の玲児さん
息子の目から見た父の玲児さんは、とにかく厳しい人だったそうです。
躾に厳しく、約束を守ること、食事のマナーや歩き方、服装まで細かく注意されたとか。
心平さんが小学校高学年ごろから、はるみさんの出張が増えて3人で夕食を取ることが増えます。
心平さんが夕食を作ることが多かったらしいのですが、基本、玲児さんは褒めてくれなかったそうです。
悔しくて、次こそはもっとうまく作ってみせると思いながら料理を続けていたとか。
どうやら玲児さんは、心平さんが料理の道へ進むかもしれないと考え、厳しくしていたのだそうです。
玲児さんの心平さんへの遺言は「お母さんのことをくれぐれも頼む」。
今でも時々、玲児さんから猛烈に怒られる夢をみるそうです。
母のはるみさん
完璧主義者で、かつ、ちょっと抜けているところもあるチャーミングな女性だそうです。
栗原家は激しい父と姉、穏やかな母と息子という構図。
正反対であるがゆえバランスの取れた夫婦だったのですね。
はるみさんの料理の仕事が増えるにつれて、撮影前後に試作した料理が食卓に並びます。
感想を聞かれると、玲児さんはかなり辛辣な言葉で評価し、子ども達もそれにつられて厳しい意見を言っていたとか。
はるみさんの料理は、そうした厳しい身内の評価をくぐり抜けて作り上げられたものなのですね。
夫を亡くして一時自分の生きる意味を見失っていたはるみさんも、やっと元気を取り戻しつつあるようです。
姉の友さん
父親ゆずりで芯が強く、玲児さん亡きあと「栗原家最強人物」と心平さんに言われている、3歳年上の友さん。
心平さんとは子どものころから上下関係があり、ままごとをすれば犬の役を命じられ、買い物に行けば置いてけぼりにされるなど、「大変に虐げられた記憶が残っている」そうですよ。
友さんは、玲児さんが闘病中に乳がんであることがわかって手術しています。
辛い経験も、「1日だけ泣く」と決めて気持ちを切り替えたそうです。
魚屋、飲食店、料理家と幅広く活躍する友さんの成功を、弟として願っている心平さんでした。
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