徹底した節約術で毎日を過ごしている小笠原洋子さん。
当然のことながら洋服は買いません。
でも、あるものを使いながらおしゃれも楽しんでいるようです。
若いころ
若いころはたくさんの服を持っていたそうです。
お気に入りは、あまり見かけない柄やデザインのもの。
例えば南米から入ってきた手作りのフォークロアな刺繍ブラウスや、北欧製の伝統的手編みセーター。
日本製でも和服時のシャツや、藍染のコートなど。
そうした衣類を組み合わせて、「フロントオープンのワンピースのボタンを胸まで開けて、中にハイネックのセーターなどを着たり、ロングドレスにタイシルクのシャツを合わせたりして」楽しんでいたそうです。
着こなしを現代風に
おしゃれのための洋服は十何年買っていない小笠原さん。
20代で買った服を今でも着ているとか。
例えば、共布のベルト付きAラインワンピースのベルトを、ウエストから首に移動させて襟元アクセントに替える。絞りのなくなったワンピースにはレギンスを合わせる。
というように、今の着こなしに替えて着ています。
亡きお母さまの服もそうやって着こなしています。
取っておいたワンピースは、青系の地に白の小さな水玉模様で、上質な生地と仕立て。
でもお婆さん風デザインなので、襟を首元で閉じ、帽子についていたコサージュを留めて生き返らせたとか。
リフォーム
使わなくなった服でもリフォームしています。
お父さまの兵児帯を、ストールとチュニックに。
お母さまの遺したワンピースは、改まった感じがして着ていくところが限られていたため、上下に二分割し、スカートと、上はボレロ風にして長らく愛用したそうです。
他にもプリーツ加工生地のワイドパンツを、片足部分を膝丈のスカートに、もう一本をロングスカートに替えたそうです。
黒いレースのストールを二つ折りにして、中央に穴を開け(頭を出す部分)、両サイドを黒い紐で結んでベストに。
お母さまの和服は、スカートや手提げ袋、ベストなどに。
お兄様から譲り受けた新しいセーターは、前身頃を縦に切ってファスナーを付け、ブルゾン風に。
ミシンがないので手縫いだそうです。手縫いで十分だそうですよ。
小笠原さんの節約生活(ご本人によるとケチカロジー)、「これはちょっと」と思うところもありますが、なによりご本人は楽しそうですね。
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