なんとなくのイメージですが、女性より男性のほうが「口臭のキツイ人」が多そう(失礼)。
男性はタバコを吸う人もまだいる一方で、女性は歯の手入れや口臭に神経質そうな印象があります。
ところが実態はそんなイメージとは違っているようです(with onlineの記事より)。
40~60代女性の口臭
2019年に実施された口臭レベルの実態調査(首都圏在住の20~60代男女214名対象)によると、基準値をオーバーした人の割合は、男性8.3%に対して女性は17.9%と、女性のほうが2倍以上!
生年代別だと、「中高齢層の男性」9.3%に対して、「若年層の女性」は11.5%と、中高年の男性よりも若い女性のほうが「口が臭う」という結果が出ています。
また、より深刻なのが40~60代の「中高齢層の女性」で、基準値を超えた人の割合は24.1%と高くなっていて、約4人に1人が基準値オーバーになっています。
女性のほうが口臭がキツイ人が多いって、なんかショック。
そして私はまさしく「40~60代」に入っています……。
女性ホルモンの分泌量
歯科医師の若林健史さんによると、口臭の原因である歯周病のリスクは男性より女性の方が高いそうです。
口臭には一時的に臭いが発生する「生理的口臭」と、口腔内の疾患や汚れに端を発する「病的口臭」があって、病的口臭の原因となる歯周病は女性ホルモンの分泌量の変化が影響するとのこと。
女性の口臭リスクが高まる時期は、
・思春期
・妊娠・出産期
・更年期
の3回あります。
思春期ではホルモンバランスが変化しやすく、月経のたびに歯茎が腫れやすくなります。
妊娠・出産期では女性ホルモンが細菌の発育を促進、出血を起こしやすい状態になります。
そして更年期では、ホルモンのバランスが崩れることで、歯周組織が変化し、歯周病症状が悪化する恐れがあるとのことです。
40~60代の女性は、口臭リスクと同時に歯周病のケアも怠ってはいけないようです。
歯医者さん通い
コロナ禍でのマスク生活の間は口臭を気にする必要もありませんでしたが、そろそろ外す機会も増えるかもしれません。
歯周病の有無を問わず、できれば3カ月の1回程度のペースで歯医者さんに通うことが
理想的な口臭ケアになると、歯科医師の若林さんは言っています。
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