リハビリ病院で夫を担当してくれていた理学療法士さんが、様子を見に自宅に来ました。
退院後、何度か来ることになっています。
夫がバスに乗ったり、指が少し動いたことを伝えると驚き、喜んでくれました。
そして「○○さん(夫)をNさんに会わせたいくらいです」と。
Nさんは夫と同じ病院に入院している50代の男性で、脳血管疾患での半身マヒがあります。
夫とは年が近いせいでときどき話していたそうですが、今「退院したくない」と言っているそう。
Nさんは一人暮らしなので、退院後に身の回りのことをしてくれる人がいないためかもしれません。
体が良くなるとその分早く退院しなくてはいけないと考えているのか、リハビリにも身が入っていないらしいです。
やっと1km歩けるようになったものの、Nさんの自宅からスーパーまでは1kmほどあるため帰りは歩けないので、しばらく買い物はタクシーを使うしかなさそうとのこと。
ヘルパーさんに来てもらうのも嫌だと言っているそうで、療法士の先生は困っていました。
確かに病院にいれば食事もお風呂も何でも世話してもらえますから、そのほうがラクだと考える人もいるのかもしれません。
でもリハビリ病院なので規定の日数が来れば出されてしまいます。
Nさん、どうするんだろう。
でもいざ退院したら、頼る人のないNさんのほうが夫よりずっと早く動けるようになりそうな気もします。
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