「できる事が増えると嬉しいし、不安は減っていく」と書いたのは金子由紀子さん。
金子さんは、普段使うものの修理(傘、靴、網戸、鍋など)をしているうちに、自信がついて自分を刺させてくれる気になったそうです。
布ぞうり作りを経て、総裁教室に通うまでになったとか。
そこまではいきませんが、私もちょっとした気持ちの変化を感じました。
徐々に上達
私の場合は物づくりではなく、セルフカットです。
何度もちょこちょこ切っているうちに、それなりに上達してきました(あくまで自分比)。
以前、美容院で望んでいないのに梳かれた髪もじゅうぶんに伸びて、「そうそう、こんな感じがよかった」という髪型にすることができています。
自分で切っているので襟足など思い切ってできない部分もあって、全体的には「美容院でカットしてから1か月くらいたった、少し伸びた髪」くらいの出来です。
次切る時はここをもう少しカットしようという課題もあるのですが、なにより自分でここまで切れたというのが嬉しい。
いずれ美容院に行くでしょうが、何かの理由で行けなくなったときは自分でカットできると思うと、ちょっと自信になる気もします。
褒めて欲しいのに
しかし身内は素気ないです(泣)。
夫も母も、自分でここまで切れたということは認めつつも、「さっさと美容院行けば?」と一言。
なんでもっと褒めてくれないの~。
けっこう器用だねとか、センスあるね(これは無理か)とか、何か言って欲しいのに。
きっと、美容院行けばきっちりカットしてもらえるのに、なぜ自分で切ろうとするのかわからないんだろうな。
自分でするからこそ
今までずっと外食ばかりしてきた人が、自炊するようになったときの気持ちに似ているかもしれません。
店で食べるよりも簡単なものだし失敗もするけれど、「自分で作る」とおいしく感じる事があるのではないかと思います。
洋裁が趣味の人にも同じことが言えるかもしれません。
安くておしゃれな服はいくらでも売っているけれど、自分の好きなデザインで自分だけの服を作るのが楽しいのではないでしょうか。
……たかが髪の毛切ったくらいでうるさい?
でも、セルフカットするようになって、もっと自分でできることはないかなと思うようになりました。
もともとモノづくりする人に憧れを持っていましたが、器用さもないし面倒くさがりだし、絶対に無理だと思っていたのですが、もしかして何かできるかも?
何をするかは、まだ見つかっていないのですが。
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