勝間和代さんの「勝間式超ロジカル家事」を読むと、オーブン料理は換気扇もコンロ周りも油汚れしないことに気付きました。
いいな~。私、換気扇の掃除嫌いなんです。
オーブン機能をあまり使っていないオーブンレンジを、もっと活用したらいいのでしょうが。
イギリスのアーガ
以前、イギリスのキッチンについて書かれた本を読んだことがあります(「イギリス式キッチン」井形慶子 だいわ文庫)。
そこに、アーガとよばれる鉄製オーブンのことが載っていました。
放射熱を利用した四角いストーブ型オーブンで、ヒーターとしての役割も果たしてくれます。
同時に4か所で調理できるのが特徴で、トップの2か所にはお湯が沸かせる高温プレートと、料理を保温するなどスロークッキング用低温プレートがあります。
内部にはケーキを焼いたり肉をローストしたりする高温オーブンと、煮込み料理用低温オーブンの二つが付いています。
さらに、ガスで起きた熱が内部をぐるぐる回り、家中を暖めるヒーターの役目まで果たすことがアーガの優れた点だそうです。
イギリス人にとってはステータスシンボル的調理器具なんだそうです。
高価なものになると150万円くらいするとか。
アーガはてっきりイギリス生まれかと思ったらスウェーデン生まれだそうです。
日本には合わない?
こういうものが日本にもあれば、いくつもの調理家電を買うことなくオーブン料理ができて、換気扇やコンロ掃除から解放されるのでは?
でも、アーガの写真を見て思いました。
かなり大きそう。
これは日本の住宅事情に合わなさそうです。
だから輸入しようと思う人もいなかったのかもしれません。
この赤いアーガを持っている主婦は、電子レンジと電気式オーブンも持っています。
それで十分な気がしますが、それでもアーガを持つのは一種のノスタルジーのようなものかもしれませんね。
冷凍食品が人気らしい
どんな素晴らしい調理器具が揃っていても、忙しければ時短を考えるのはどの国の人も同じ。
共働きが普通のイギリスでは冷凍食品が主流で、冷蔵庫とは別に冷凍庫をガレージなどに置いている家庭がほとんどとあります。
オーブンに入れて20分で食べられる冷凍食品はなくてはならない便利なものになっているようです。
ただこの本は2006年の出版。15年たった現在変化はあったのか、あったとすればどう変わったのでしょうね。
コメントを残す