義母がまだ生きていた頃、夫と話しているのをそばで聞いていたことがありました。
そのとき義母が「押入れの中の300万を私の葬式代にして」と言い出したのです。
「300万?押入れ?なにそれ」と驚く夫。
義父が亡くなってからお金の管理はすべて夫がやってきました。
押入れの中に300万円が入っているなんて、それまで一度も聞いたことがなかったそうです。
気になる……
それから間もなく義母が亡くなり、遺品整理をするようになりました。
そこで気になるのが300万。
夫も私もしっかり覚えています。まだ探していませんが。
この時の会話が頭にあったので、去年の暮れに掃除に実家に着た時、私は2階の本棚でへそくり探しをしたのでした。
そのときの記事→夫の実家でへそくり探し!でも…
見事に当てが外れましたが。
義母の勘違いでは
義母は認知症ではなかったと思うのですが、物忘れや勘違いはありました。
昔に300万円を実際に隠したことがあったかもしれませんが、その後押入れから出したことを忘れているか、勘違いしているか。
実際、その時の会話でも、しゃべっているうちに300万が30万に変わったりしていました。
夫に言わせると、親父ならもしかしたらあるかもしれないけれど、性格からしてお袋はまずない、だそうです。
義母の生前に部屋の中の引き出しを片づけた時、義父が仕舞いこんで忘れてしまったらしいお金があちこちから10万近く出てきたことがありました。
義父の隠し金?はもうないはずです。
押入れの中
義母の言っていた押入れは、1階の押入れのことだと思うのですが、収納ケースや積み重なった衣類でいっぱい。
襖を開けて、
「うわ……」
という声しか出ませんでした。
そう言えば、義母が亡くなったとき、棺の中に入れるものを探そうとして、この押入れを開けたことがあります。
私たち夫婦と義弟夫婦がその場にいたのですが、襖を開けて中を一目見たとたん、誰も探そうとは言い出さないまま静かに襖を閉めました。
ここに300万が入っているとは到底思えない(あってほしいけど)。
お金を隠すなら、もうちょっと整理された場所に入れるでしょう。こんなところに入れたらなくなってしまいそう。
夫の実家の片づけは一向に進んでいません。
でもあと何回かのうちには押入れまで到達できるでしょう。
今恐れていることは、押入れの中にお金はなかったということがはっきりすると、一気に片づけのやる気がなくなりそうなこと。
今はまだ、「もしかしたら」という希望でなんとか続けているので(笑)。
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