物事が思い通りにいかなかったり、親しい友達との仲がぎくしゃくしたりして気持ちがふさぐことがあります。
もともと体の中にはセロトニンという神経化学物質があって、睡眠や食欲、ムードの調節を担ってくれています。
うつ病患者はセロトニンの量が非常に少ないことがわかっています。
セロトニンの量を自然に増やし、メンタルヘルスの調子を整える方法があります(アメリカ版ウィメンズヘルスの翻訳より)。
セロトニンの量を増やす方法
・運動
運動中の体内ではエンドルフィン(多幸感をもたらす神経伝達物質)や、セロトニンやドーパミンなどが大量に分泌されます。
20分も運動すれば、そのあとの12時間を気分上々で過ごせるそうです。
ただし、自分が楽しめるタイプの運動を選ぶことが大事。
・マッサージ
米マイアミ大学医学部の研究によると、マッサージは身体の生化学に作用するため、うつ病と不安神経症の両方に効果的であることがわかったそうです。
うつ病か不安神経症のいずれかを患う成人男女と子ども約500人を対象に調べたところ、マッサージ療法によってストレスホルモンのコルチゾールが最大53%減り、セロトニンの量が増加しました。
・日光浴
オーストリアの研究によると、体内のセロトニン量は曇りの日より晴れた日のほうが多いことがわかっています。
季節性情動障害対策用に作られた特別なライトを使うと、冬の気分の落ち込みが劇的に緩和されます。
・食事管理
セロトニンの量を増やす食材の中でも、特に優秀なのはナッツ。
ナッツたっぷりの食生活を12週間続けたグループは、ナッツを含まない食生活を続けたグループに比べ、プラスの変化が見られ、セロトニン量も増えました。
パイナップル、プラム、トマトもセロトニンを増やす食材です。
・瞑想
これまでの研究で、定期的な瞑想は血圧を下げ、セロトニンの量を増やすことがわかっています。
米ジョンズ・ホプキンス大学の論文によると、1日30分の瞑想でうつ病の症状が快方に向かうそうです。
まずは1日10分から始めてみては。
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どれも難しくなく日常的にできることばかり。
習慣にすることでセロトニンを増やすことができ、気分よく毎日を過ごせるならやってみてもいいなと思いますね。
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