普段あまり触らない場所を整理すると、「なんでこんなもの残しておいたんだろう?」と思うものが出てきます。
先日も、まさにそういうものが出てきました。
雑誌の切り抜きです。
映画雑誌の切り抜き
十代のころ映画が好きでしたが、お金がないので頻繁には見られないため、「スクリーン」や「ロードショー」などの映画雑誌をせっせと買っていました。
雑誌は溜まると場所を塞ぐので、ある程度の量になったら捨てていたのですが、丸ごと捨ててしまうのはもったいない。
そこで、「このページは置いておきたい」と思うところをカッターで切り取り、保存していたのです。
40年前の切り抜きを、結婚して引越しもしているのに後生大事にこの年まで持っていたのは呆れますが。
今見返すと大した内容のページではないのです。
なんで捨てなかったんだろう?
持っていることさえ忘れていたので、切り取った後、ろくに見ていなかったのでしょうね。
こんな内容
「映画チラシ大全集」
「チラシ特集どーんと100点 外国映画この10年の流れをたどる」
「本誌推薦サントラ・コレクション」
「名画座で評判の大ヒット映画50本」
「おしゃれ専科 スターが着る冬のファッション」
などなど。
今見返しても、要らないなあと思うようなものばかり。
当時の人はもういない
最近はあまり映画を見ていませんが、この当時に誌面を飾っていた人はもういなくなっているようです。
そりゃそうか。
当時20代の人でももう60代になっているんですもんね。
亡くなった人も多そう。
あ、1人いました。
カトリーヌ・ドヌーブ。
最近、是枝監督(「万引き家族」を監督した人)の映画に出ていましたよね?
40年前でもすでに堂々たるスターだったので、女優としての息の長さは半端ないですね。
名画座通い
当時の私は最新の映画よりも昔の古ーい洋画が好きで、西梅田にあった大毎地下劇場という名画座に通ったものでした。
当時名画座で見てうっとりした「ローマの休日」を50代になってまた見たとき、「ちょっとこれは……」とさほど感心しなかったことがあります。
その時の自分の環境や考えなどとうまく合うと感動できますが、そうでないとどんなに名作といわれるものでも「?」で終わってしまいます
映画との出会いも一期一会ですね。
これらの切り抜きは全部捨てます。
私にはこの手の紙類がまだあるんです。
新聞の切り抜きとか(どんだけ切り抜き好きなんだか)、大学ノートに書いた育児日記とか。
あ、映画のパンフレットも大量に残っています。
少しづつ捨てていかないと。
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