鏡見れば年取った証拠なんてすぐに目に入るわけですが。
見た目ではなく、何かした拍子に「これ、年のせいかな」と思うことがあります。
見つけられない
本屋で目当ての本を探しきれなかったとき。
若いころから本屋だけは数えきれないほど通ってきたので、本を探すのは早いほうだと思っていました。
ところが、見つけられないことがあるようになったのです。
大型書店だと探している本のある書棚を印刷できる検索機がありますが、その紙を持って探していても見つけられなかったりして、つい書店員さんに聞いてしまうという。
店員さんはもちろんすぐに見つけてくれるのですが、なんで自分で見つけられなかったんだと密かにがっかりしてしまうのです。
すごく見つけにくい場所にあったわけではなく、普通に棚にあったのに。
なんで見つけられなくなるのでしょうね。
視力の問題? でも本棚なんて遠くもなく近くもなく、見え方は関係なさそうですが。
たくさんの中から何かを見つけ出す能力が衰えてくるのかな?
おもしろくない
もう一つは感覚の問題です。
2年前の「M-1グランプリ」という番組で、霜降り明星というコンビが優勝しました。
私には彼らの漫才がまったくおもしろいと感じられなかったのです。
それなのに優勝。
もしかしたら感性が世間とズレ始めたのかなと思いました。
それまでも、子ども達が面白いという芸人さんが全然おもしろいと感じられないことがあったのですが、それは好みの問題だと思っていたのです。
でももしかしたら年齢?
翌年優勝のミルクボーイはおもしろかったので、内心ちょっとほっとしました(今年はまたうーん……という感じ)。
流行っている音楽でも全然いいと思えないものもあったり。
でも、子ども達が家を出てからは「若い人の間で流行っているもの」を知ることがなくなったので、世代の違いを感じることも減りました。
受け入れられない
自分が子どものころ、両親がテレビで「懐かしのメロディ」なんかを聞いているのを見て、何が面白いんだろうと思ったものです。
今はまさに自分が、今はやりの曲を聞かなくなっています。
年取ると新しいものを受け入れにくくなるのかもしれません。
なんだか残念な気持ちになりますが、これから日本は若い人が減っていきます。
残念に思うのは若い人かもしれませんね。
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