夫の実家を掃除してきました。
片づけ(ゴミの搬出)は、また年が明けてから再開です。
義母の生きていた去年の暮れにしっかり掃除しましたので、今回は簡単にすませました。
実は私にとっては、掃除以外に目的があったのです。
アレとコレを結び付け
以前、実家の母から聞いた話ですが、近所の家で旦那さんが亡くなったとき、本棚を整理していたら本の間から万札が出てきたと奥さんが言っていたそうです。
そんな話を聞いたあとで、義母のことを夫から聞きました。
義母は本を読まない人だったけれど、谷崎潤一郎の全集は捨てるなと言っていたというのです。
これはもしかして!と思った私。
今度実家に行くことがあれば、本棚を確認しなければ!
もしかしたら本の間に義母のへそくりが残っているかもしれない!
もう頭の中では本の間からお札を見つけ、夫を呼んでいるところさえ思い浮かびます。
「えっ、嘘やろ!」と驚く夫の声まで想像したりして、こういう想像はいくらでも出てくるんですよね。
夫は無関心
掃除に行く前日、その推測を夫に話したら、
「うん、確認してみたらいいよ。二階にあるから」
と、まるでやる気のない返事。
義母は本の間に札を挟むようなことはしないだろう、というのです。
ちょっとイラッきて、もし見つかったら自慢してやろうと思っていました。
当日は掃除そっちのけで、鼻息荒く本棚に直行。
ところが、全集というわりに本は小型で(新書くらい)、いちおう箱には入っていて数は多いのですが、お金を隠そうという気になるような本ではありません。
お金を挟むとなると、普通のハードカバー程度の大きさがないと挟みにくいですよね。
「ああ、これは違うな」と直感しましたが、いちおう箱から出してみました。
すると、しおりの紐が「し」の字のままページに挟まっていて、読んだ形跡さえないようです。
もちろん万札などありませんでした。
気落ちして2冊しか確認していませんが。
そのことを階下にいた夫と息子に話したら、「そりゃそうだろう」と流され、二人とも本を見ようとさえしませんでした。
落胆ハンパない
義母のへそくりが見つかるかもしれないという期待が自分で思っている以上に大きかったようで、それ以降の掃除に身の入らないこと。
適当に流しました。超適当。
ああ、おもしろくない。
年開けて、また片づけが始まるのが辛いです。
お義母さん、なにかご褒美欲しいんだけど。
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