栗原はるみさんと玲児さん夫婦の長女、栗原友さん。
母と同じ、料理研究家としてお仕事されています。
父親の玲児さんが余命宣告された2019年に、乳がんが見つかり手術されたそうです。
栗原友「父を悼む母・栗原はるみに、いま何をしてあげられるのか。家族でも、癒せないことがある」という記事を読みました。
料理の道に
友さんは高校卒業後、服飾専門学校に入ったものの、1年足らずで止めてしまいます。
広告会社やアパレル会社でPRの仕事をしていたころ、知人に小冊子にレシピを書いてみないかと声を掛けられます。
母の栗原はるみさんに「絶対に向いているからやってみなよ」と背中を押され、「友は料理、上手だよ」との母の言葉を励みに料理家としての道を歩み始めます。
魚がさばけず恥ずかしい思いをしたことをきっかけに築地場外の水産会社で働くようになり、職場の上司だった男性と結婚し、娘さんも生まれました。
友さんに乳がんが見つかったのは、父親の玲児さんが末期の肺がんと診断されて余命宣告を受けた2カ月後でした。
父親が大好き
友さんは父親の玲児さんが大好きだったそうです。
玲児はおしゃれな人で、2人でデパートに服を買いに行くのが楽しみだったとか。
玲児さんの最後の衣装を考えたのも友さん。
玲児さんがビーズ刺繍の入ったディオールのシャツに決めていて、友さんがパンツとプラダのローファーを選んだそうです。
栗原はるみさんの「ごちそうさまがききたくて。」という本に、こんな文章があります。
家族で食事に行くと、クリーム煮やグラタンなど、決まってクリーム味のものをたのむのが、主人と娘。それとは反対に、どちらかというと、私と息子は和食党です。
玲児さんと友さんは、服が好きなことや料理の好みなど共通点が多く仲良しだったのでしょう。
母の近くに
玲児さんが亡くなってから、友さんは夫婦喧嘩のモヤモヤをお父さんに聞いてほしいと思ったり、運転中にふと思い出して涙がこぼれるなど辛い思いをされているようです。
まだ夫を失った痛手から回復しきれていないはるみさんをまじかで見ているので、自分の思いをあまり口にできていないのではないのかもしれません。
はるみさんとは近くに住み、週に一度は会っているそうです。
友さんから見て「料理家として才能も魅力もあるし、決断力もあり、セルフプロデュース力にも長けている」という母・はるみさんから学べる環境にあることは、友さんの仕事を考えるとプラスですね。
お母さんに負けない料理研究家になってほしいです。
【栗原はるみさんに関する記事はこちら】
コメントを残す