Eテレで放送中の「パリジェンヌの田舎暮らし」、3回目は「心やすらぐもの いろいろ」。
草木染職人を訪ねます。
チョコやジャム
イザベル・ボワノさんの住むアングレームの街には個性的な店が多いらしい。
老舗のチョコレート屋さんの、パッションフルーツとキャラメルの入ったチョコがイザベルさんのお気に入りだそう。
このお店の天井には1900年代に描かれた絵があって、イラストレーターとして刺激を受けているそうです。
お父さんが家庭菜園で作ったイチゴでジャムつくり。
砂糖が控えめなので長期保存には向かないけれど、いくつもの瓶に詰め、イチゴ色のインクでラベルを書いて友達におすそ分けします。
草木染職人
裁縫が得意だった祖母に教わり、イザベルさんも裁縫好き。
キャビネットにはたくさんのリネンやコットンの古い布が入っています。
蚤の市で買ったビンテージのリボン、祖母が作ってくれた針入れ、日本で買った糸切りバサミなども。
リネンのワンピースや、ハギレで壁飾りなども作ります。
自分の作ったものを染めたくなって、草木染職人をしているカロリーヌさんのところへ行きます。
カロリーヌさんが暮らすのは、アングレームから1時間半、ボルドーの郊外タルゴン村。
彼女はパリで映画業界で働いていましたが、編み物に使っていたウールを染めてみたのが始まりだったとか。
それから庭のある家に移り住み、草木染をするようになったそうです。
カロリーヌさんが染め、近くに住むお母さんが裁縫を担当しています。
イザベルさんの壁飾りはカモミールで優しい黄色に染まりました。
セイヨウアカネの根で染めたトップスは、肌馴染みのいいピンクに。
藍で染めたもう一枚は優しい青に。
カロリーヌさんは日本を旅行中に出会った藍染に夢中だそうです。
庭で藍を育て、絞り染めの技法にも挑戦中です。
「ピュアな色彩には特別な美しさがある」というカロリーヌさんは、シンプルでオーガニックなものを作りたいそう。
たたき染め
イザベラさんは両親の庭に咲いている花を使って簡単な「たたき染め」をします。
植物を布で挟んで、金づちで優しくトントンすれば、色素を布にしみこませることができます。
仕上げに酢をスプレーして、色を定着させます。
出来上がった布は、お母さんの誕生日プレゼントを包むのに使っていました。
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