自分とは全く違う行動や考え方をする人が世界にはたくさんいる。
ということは頭ではわかっているつもりです。
でも、いざその違いを目にすると「なんで?」と不思議に思ってしまいます。
欧米人のマスク嫌い
新型コロナウイルスが世界を席巻した初期のころ、アメリカでマスクを付けたくない人のデモが起こっていました。
それについて、中央大学の山口真美教授(心理学)はこんな風に述べています。
人と会話するとき、日本を含む東アジアの人は相手の目元に注目し、欧米の人は口元を見ます。
実際に、人の表情は東アジア人は目元、欧米人は口元に出やすいとか。
東アジアの人々がマスクにそれほど抵抗がないのは、目元が見えるからではないか。
目が隠れるサングラスをずっとしている人に対しては落ち着かない気持ちを持つのは、表情や感情を一方的に隠していると感じるから。
欧米人がマスクに抵抗を感じるのは、表情・感情が読み取れない気持ち悪さからくるのではないか、と。
欧米人がマスクに抵抗するのは権利意識ではなかったのですね。
確かに、私はマスクにそれほど大きな抵抗はありませんが、町中サングラスで顔を隠した人があふれることを想像すると、かなり落ち着かない気持ちになります。
目が見えているだけで安心する部分がありますね。
コロナ以前からノーメイクを隠す場合、日本ではマスク、欧米ではサングラスらしいです。
韓国人留学生
息子が大学生のころ、友達と同じ学部に韓国から来た留学生の女の子がいたそうです。
何人かで食事や飲みに行ったことがあるそうですが、その留学生が食べるときに音をたてる子だったらしいです。
迷ったあげく、友人が思い切って「その食べ方は日本では嫌がられる」ということを伝えたところ、女の子は驚き、「早く言ってよ」と言ったとか。
韓国では音を立てて食べることは普通のことだそうなのです(それが本当なのか、その子だけの癖を韓国の習慣として言ったのかはわかりません)。
音をたてて食べることを当たり前として育ってきているのなら、本人が気が付かなかったり癖が治らないことは仕方ないことですね。
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外国の人(に限りませんが)が、どうも理解できないことを言ったりしたりするとき、おかしな人だと決めつけずに理解しようと努めることが大事ですね。
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