加藤俊徳「片づけ脳」感想

この本を書いているのはお医者さんです。

「片づけたくても何から手を付けていいかわからない」

「片づけてもすぐに散らかってしまう」

など、片づけの悩みは、脳のある部分が弱いために片づけられない脳になっているため。

弱くなっているところを鍛えることで、片づけはスムースに進むようになるとか。

脳の働きという点から片づけへアプローチをしている本です。

弱い部分

まずはチェックリストで、自分の脳のどこが弱いのかを調べます。

8つある弱い部分の特徴はこうなります。

・視覚系 → 散らかった部屋のようすが視覚情報として入ってこない。

・理解系 → 片づけたくてもどうしたらいいかわからない。

・運動系 → 体を動かすことが億劫で、片づけ自体が面倒に感じる。

・思考系 → 自分に指令が出せず、「ものの場所を決める」ことができない。

・記憶系 → もとにあった場所が思い出せず、片づけられなくなる。

・感情系 → 片づけを他人任せにしてしまいがち。

・聴覚系 → 聞いたことをすぐに忘れてしまい、行動できない。

・伝達系 → コミュニケーションの仕方に問題があるため家族が動いてくれないのかも。

鍛える方法

弱い部分を鍛える方法があげられています。

例えば視覚系。

パッと見て「紙袋が邪魔だ」「引き出しがあふれそうだ」と捉えることができなければ片づけを始めることすらできません。

この視覚系が弱まる原因の一つが、スマホの長時間使用で眼球が動かなくなるせいではないかと書かれています。

スマホの小さな画面を見続けていると、ふだんでも視界に入るのはスマホ程度の小さな画面だけになってしまい、機能的に視野が狭くなってしまうとのこと。

対策としては、遠くを見る、風景の写真を撮る、電車の中では窓の外を見る、果物狩りに行く、ボール投げをする、話す相手の表情をよく見る、ほうきで掃除する、漫画や旅行ガイドを速読することを勧めています。

脳によくない習慣

脳はいくつになっても鍛えられそうです。

とはいえ、脳によくない習慣は早めに見直したほうがいいのです。

1.睡眠不足 

脳が覚醒しなければ、物事を処理したり考えたりすることもできません。

2.スマホの見過ぎ 

スマホは便利なものですが、あまりにも使いすぎると脳は劣化します。

3.体を動かそうとしない 

「面倒くさい」と考えないようにして、脳をしっかり機能させないと、片づけ意外のこともできなくなってしまいます。

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片づけができないのは、ズボラであるとか面倒くさがりである以前に、脳のある部分が弱っているせいだというのは目からうろこでした。

でも弱いところがあってもしっかり鍛えることができるので、やってみようという気にさせられます。

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