日常生活の中で心がモヤモヤしたり、気持ちが安定しなくて体が重く感じる、なんてことがあります。
そんなときの気持ちのリセットの仕方を、京都の両足院の副住職、伊藤東凌さんが教えてくれています。
気持ちを切り替えることが大切で、体を動かして五感を刺激することがポイントだそうです。
気持ちのリセット法
1.手拍子パチン
両手を「パチン」と一回打ち鳴らすだけ。
パチンと耳に響く音が、ネガティブに振れる感情を「今」に戻してくれるそうです。
お坊さんが、座禅をしている人の肩や背中を薄い板状の棒「警策(けいさく)」でパチンと打つことがありますが、お坊さんが打つ時は「強く打つ」よりも「しっかり音を出す」ことに気を付けているのだそう。
打たれた人は音の大きさに反応し、ネガティブな感情に覆われそうになっている心をリセットできるとのこと。
自分でやる手拍子なら、思い切り叩いて大きな音をだすことができます。
2.壁ペタ背もたれ
オフィスでも家でも、どこでもいいので壁を背にして3秒かけて背中を伸ばすだけ。
立っていても座っていても、背中で壁を感じることができればOK。
背中に意識を集中させることで、モヤモヤやだるさの原因を遠ざけることができるとのこと。
仏教には「心身一如(しんじんいちにょ)」という、「体と心はつながっている」という教えがあるとのこと。
姿勢が乱れると心も乱れ、心が乱れると姿勢も乱れると言われています。
壁を背にして姿勢が伸びると、それだけで感情がポジティブに振れるそうです。
3.まぶたおさえ
感情がネガティブに振れると、目が微妙に動いたり、まぶたが下りてきたりするそうです。
手のひら全体でまぶたを優しくおさえるだけで、「今」に戻れるそうです。
人間が受け取る情報の8割が視覚からの情報だと言われているそうです。
その視覚をシャットダウンして、目の前で起きたことをいったん消すことで、気持ちが切り替えられるのです。
やってみよう
なるほど~と納得しました。やってみようと思います。
「心が乱れると姿勢が乱れる」は確かに覚えがあります。
私は背中の凝りが気になって台所の壁に背中をつけることがありますが、凝りだけではなく気持ちのリセットにも役立っているのかも。
W杯のコスタリカ戦で乱れた心を落ち着けて、スペイン戦に臨みたいと思います(笑)。
コメントを残す