一時期、夜中に目覚めると1時間、2時間と寝付けなくなることがありました。
ひとつのことを思い悩むというより、いろんな考えが次々浮かんで頭の中が忙しくなって目が冴えてしまう感じ。
ところが、父が亡くなってからはそれがなくなっています。
高齢の親のことが、自分で思っている以上に気になっていたのかもしれません。
まだ母がいますので、寝付けなくなる夜がいつかまた始まるかも。
親のことでなくても、転んで手首にひびが入った自分の身体についても不安がありますし、心配のタネは尽きません。
心配するのは普通
何かについて心配するのは普通のことで、「情報を処理して解決策を考える」という目的があるそうです。
ただ、ストレスや不安を感じると、人の体は「闘争・逃走反応」を引き起こします。
常に警戒心を高めたままだと、消化不良や睡眠障害、不安やうつ病などの問題を引き起こす面があります。
心配のスパイラルから抜け出すには
心配のスパイラルから抜け出すための方法が「elle.com」に載っていました。
1.「悩む時間」をToDoリストに入れ、タスクとしてこなす
悩みについて視覚化して整理し、問題解決するための時間を取ります。
心配に圧倒されそうになったらペンを手に取り、心の中にあること(心配事や否定的な考えなど)を書き出すと、集中できるようになるという研究結果が出ているそうです。
2.五感を刺激する
ストレスや恐怖を感じると、より多くの血液が理性的な行動や思考を司る前頭前野よりも、闘争・逃走の領域として知られている視床下部に流れ込みます。
この血流を再調整するには、なにか身体的な活動をすればいいとのこと。
そうすれば何も問題がないというメッセージが体に送られ、ストレスホルモンの分泌が止まり、前頭前野に再び血液を送ることができるそうです。
身体活動は、散歩や数回飛び跳ねる程度でOK。
おすすめは「5-4-3-2-1法」。
5つのものを見て、4つのものに触れ、3つの音を聞き、2つのものを嗅ぎ、1つの味を舌で確かめる(「自分の好きな所を1つ確認する」としている例もあり)、という方法です。
3.定期的に自分に必要なものを自問自答する
心配ごとを長く溜め込んでいると、ある日突然、噴出してしまいます。
プレッシャーは徐々に和らげることが大切で、自分が何を必要としているかを自問自答することで可能になるそうです。
・今、この瞬間に何が必要か?
・この瞬間から立ち直るためには、後で何が必要になるか?
・誰が助けてくれるか?それとも自分一人でできる(あるいはすべき)ことか?
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心配することを完全に止めることはできないし、大事なことや新しい挑戦で緊張しているときは心配するのが普通のこと。
大事なのは、気に病む必要のないことまで心配していないか認識することだそうです。
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