失敗を恐れる気持ちを改善するには

失敗することが怖くて物事を始められないことがあります。

恐怖は人間が自分自身を危険から守るための反応ですが、失敗を過度に恐れる場合は失敗恐怖症かもしれないとか(Women’sHealthの記事より)。

失敗恐怖症の人の特徴

菅原脳神経外科クリニックの菅原道仁医師によると、失敗恐怖症の人には4つの特徴があるそうです。

・できない自分を見せたくない 

完璧主義者や目標設定が高すぎる。

・効率性・コストパフォーマンスを求めがち 

失敗経験が少なく、失敗に慣れていない。

・失敗してからかわれた経験がある 

失敗がトラウマになったり、失敗を責められたりして、失敗=悪になってしまっている。

・他人に頼ることが苦手

自分の意見が言えないとか相談が苦手な人が多く、自力で解決しようとして悪循環に陥ることも。

悪いことばかりではない

ただ、「失敗するかも」という想像は、言い換えれば改善すべき点であるとも捉えることができます。

ネガティブシンキングの人は、先を見通せる力が強いとも言えるそうです。

ポジティブシンキングは良いイメージで語られることが多いですが、行き過ぎると失敗に気付かなかったり、不安要素を見て見ぬふりをしてしまうこともあるので要注意。

失敗恐怖症の改善方法

1.リフレーミング

リフレーミングとは、物事の見方を変えて、そのもののいい面を捉えようとすること。

「失敗は成功の過程の一部」など、失敗は悪いことではないという考え方に変えてみる。

2.違うことにチャレンジする

ひとつできなかったからといって、すべてが失敗するとは限らない。

3.ハードルを下げる

目標のハードルを下げ、成功体験を積み重ねれば脳内からドーパミンが出てモチベーションアップにつながる。

4.1つ1つのことに集中する

やった後のことを心配するのをやめて、とりあえずやってみるという気持ちを大切にする。

注意力が分散されるため、マルチタスクはしない。

私も特にスポーツに関して、「したいか、したくないか」ではなく、「できるか、できないか」を考えて結局やらないことが多いです。

運動神経に自信がない上に人の目を気にして、「できない自分を見せたくない」のだと思います。

でも、年を取るにつれて、「今さら失敗を人に見られてもどうってことない」という心境になりつつもあります。

失敗を恐れないで何かを始められるようになれたらいいのですが。

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