自分の性格に満足していれば悩むこともないでしょうが、「こういうところを変えたい」と思う人もいるのでは。
でも、変えるのは簡単ではありませんよね。
リフォームのように
精神科医Tomyさんは、自分を変えることを住宅のリフォームに例えています。
家を1軒丸ごと建て替えるのではなく、中身だけリフォームするように、自分を変えるのも、全部を建て替えようとするのではなく、自分という躯体はそのままに、中身を自分の望むように変えていくのだそうです。
例えば怒りっぽい自分が嫌で、優しくなりたいと思ったとします。
いきなり優しくなることを目指さず、怒りの感情が芽生えたことに気付いたら、まずはスルーするように意識づけしてみます。
その意識が根付くと、次に怒りの感情が芽生えたときに、少しスルーしやすくなるとのこと。
こうして自分を少しづつリフォームして、快適な自分を作っていけばいいそうです。
行動を変える
哲学者の岸見一郎氏も同じことを言っています。
新しい自分になりたいと思ったら、人間性や性格を変えようとするのではなく、行動を変えること。
行動なら意識的に変えることができるからです。
アドラーは「大切なことは、何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」と言っているそうです。
会話が続かない
普段、私はほぼ人付き合いがありません。
だから自分の社交性について考えることはないのですが、先日の父のお通夜と葬儀で久しぶりに人に会ったせいで、性格についてグズグズ悩むことになってしまいました。
といってもほとんど知っている人ばかりで、会うのが久しぶりというだけ。
そんな中で、ひと言声をかけて返事をもらったら、そこで会話が止まってしまうことが何度もあり、周囲で延々と会話を続けている人たちを羨ましく思っていました。
この年になってもこんなことを言っているなんて恥ずかしい限りですが、上記のことを参考に考えるなら、引っ込み思案な性格(あるいは人見知り)を変えようとしても簡単にはいかないけれど、行動を変えることはできる。
会話が一往復しか続かないなら、二往復を目指してもう一つ質問してみるとか。
聞きたいことを思いついたときに「こんなこと聞いていいのかな」と思って黙ってしまわず、とりあえず口にしてみるとか。
また人に会わない日々に戻るので、実践できるかはわかりませんが、一応覚えておこう。
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