子育て期にまったく触れなかったため、その後完全に興味を失ってしまった趣味があります。
それは映画。
あんなに好きだったのにと、自分でも不思議なくらいです。
洋画好き
昔、西梅田に大毎地下劇場という名画座があって、そこによく通っていました。
昼食代を節約するためにおにぎりやパンを持って入り、二本立てを見る。
ジェームス・ディーン主演の3本や「風と共に去りぬ」もここで見たはず。
見た後は感想を専用のノートに書き、次に見たい映画のリストも作っていました。
そんな生活が子どものできた後は一変。
見に行くのはポケモンやハリー・ポッターになりました。
レンタルビデオもよく借りましたが、何を見ていたかあんまり覚えていません。
娘が大きくなってからは何度か一緒に見に行きました。
見ている間はそれなりに楽しいのです。
でももう、自分からは好みの映画を探そうとも思わないし見に行きたいとも思わないのですよね。
映画に対する興味は、完全に消えてしまったようです。
消えない興味もある
このことで、好きなことや興味のあることは、意識してその対象に触れていないと、もしかしたら消えたり薄まったりしてしまうものなのだということを知りました。
「そんなことはない。本当に好きなら興味を失ったりしない」という人もいるかと思います。
私も消えなかった趣味があります。
本を読むのはずっと好きでしたが、子育て期間中はほとんど読めませんでした。
でも、子どもが成長して時間ができたら元のように読書を楽しめるようになったので、関心を失わないものもあると思います。
消えないものもあるけれど、消えてしまうものもあるなあ、と思います。
新しい趣味を
私は専業主婦だったので二人の子育てにどっぷり浸かり、自分の時間がないことも仕方ないと思っていました。
仕事となれば強制的にでも時間を作る必要があるでしょうが、趣味のためにわざわざ時間を取ろうとは思いませんでした。
映画に対する関心を失ってしまったことを、すごく残念に思っているとか後悔しているとか、そんなことはありません。
「見に行きたくなったらいつでも行ける」と思っているからかもしれないですね。
失ってしまった関心を残念がるより、新しい趣味を持つ余裕ができたのだと考えれば、この変化も前向きに捉えることができそう。
いつかまた、映画館に頻繁に足を運ぶことになるかもしれないし。
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